施工実績

冬季・大規模道路維持修繕工事|都城市吉尾町

    

都城市発注による市道「吉尾44号線」の道路維持修繕工事を施工しました。施工延長240m・表層工面積1,475㎡におよぶ大規模補修工事で、既設舗装版の剥ぎ取り→路盤の不陸整正→冬季(1月)の表層仕上げまで、すべての工程を自社で一貫して担当しています。

舗装工事の品質は、仕上がった表面よりも「見えない下地処理」で大部分が決まります。路盤の凹凸を丁寧に整える不陸整正と、温度管理が難しい冬季施工——本記事では、その技術の核心部分を工程ごとに公開します。

1,400㎡超の施工実績で培ったノウハウは、ショッピングモール・マンション・病院・大型店舗などの駐車場全面リニューアルにも直接活かせます。大規模駐車場の打ち換えや大型補修をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

工事概要

工事件名
道修第3号 吉尾44号線道路維持修繕工事
工事場所
都城市 吉尾町
発注者
都城市役所 維持管理課
工期
令和7年10月23日 ~ 令和8年2月12日
施工延長
L=240.00m
施工面積
表層工 A=1,475.00㎡
施工内容
表層工・雑工・仮設工

施工内容|路盤から仕上げまでの全工程管理

今回の吉尾44号線は、路面の傷みが表面にとどまらず路盤にまで及んでいた区間の維持修繕工事です。表面のみを削って新たな合材を重ねる切削オーバーレイとは異なり、既設舗装版を完全に撤去したうえで路盤の凹凸(不陸)を整正し、改めて表層を仕上げる工法を採用しました。

下地処理の精度が不十分なまま舗装を仕上げると、数年以内に沈下やひび割れが再発します。本工事では不陸整正(散水・転圧)に特に注力し、均一で締め固められた路盤を形成することで、長期にわたる耐久性を確保しました。また施工期間が10月〜2月にまたがる冬季工事であり、気温・合材温度の管理が仕上がり品質を左右する重要な現場となりました。

施工プロセス|見えない下地処理が舗装の寿命を決める

① 既設舗装版 剥ぎ取り

既設舗装版の剥ぎ取り作業①
既設舗装版の剥ぎ取り作業②

▲ 機械により既設アスファルト舗装版を完全撤去。路盤状態を直接確認・評価できる状態にする

最初の工程は、老朽化した既存のアスファルト舗装版を路盤面まで剥ぎ取る作業です。破砕機・重機を用いて既設舗装を除去し、下層の路盤を露出させます。表面だけを補修する工法では対処できない、路盤レベルでの損傷や不同沈下に根本から対応できるのがこの工法の強みです。撤去後の路盤状態を目視・機器で確認し、次の不陸整正工程の施工方針を決定します。

② 不陸整正 散水

不陸整正 散水作業①
不陸整正 散水作業②

▲ 路盤の含水状態を均一に整えるための散水。乾燥・過湿どちらも転圧不良の原因となるため、状態を見ながら細かく調整

不陸整正とは、路盤の凹凸(不陸)を平坦に整える工程です。散水はその前処理として行われ、路盤材の含水状態を締め固めに最適な範囲に調整する役割を担います。乾燥しすぎた路盤では転圧効果が得られず、逆に水分過多では路盤が不安定になります。施工当日の気温・湿度・路盤の状態をその都度確認しながら、散水量を職人が判断して調整しました。

③ 不陸整正 転圧

不陸整正 転圧作業①
不陸整正 転圧作業②

▲ ローラーによる路盤転圧。通過回数・重量・パターンを管理し、均一な密度の路盤を形成する

散水後、ローラーで路盤を均一に締め固めます。この転圧の精度こそが、舗装の沈下・ひび割れを防ぐ最大のポイントです。転圧が不均一になると、将来的に部分的な沈下やひび割れが発生します。ローラーの通過回数・荷重・走行パターンを管理しながら、路盤全面にわたって均質な密度を確保しました。路面の平坦性は、完成後の舗装耐久性だけでなく、雨水排水性能にも直結する重要な工程です。

④ 表層工 仕上げ(1月・冬季施工)

冬季施工 表層アスファルト敷きならし
冬季施工 仕上げ転圧

▲ 1月の冬季施工。合材温度の急低下を防ぐため、敷きならし〜転圧を迅速・連続して実施。仕上がりの密度と平坦性を確保

表層工の仕上げは、最低気温が低くなる1月に実施しました。冬季施工でもっとも注意が必要なのはアスファルト合材の温度管理です。合材は工場出荷時に約150〜160℃に保たれていますが、冬の外気にさらされると急速に冷却されます。温度が下がりすぎると合材の流動性が失われ、敷きならしの精度と転圧密度が確保できません。

対策として、敷きならしから初転圧・二次転圧・仕上げ転圧までを連続した流れで迅速に行い、各工程間のタイムロスを最小化しました。冬季施工は段取りと施工スピードのコントロールが品質を左右するため、ベテランスタッフを配置し、現場管理を強化して施工しています。

担当者コメント

現場担当より

今回の吉尾44号線は240mにわたる大規模な維持修繕工事で、路盤の状態がエリアによって異なっていました。剥ぎ取り後に路盤を目視確認し、箇所ごとに不陸整正の施工量を調整しながら進めた工事です。

不陸整正の散水・転圧は「やればいい」ではなく、路盤材の含水状態と転圧密度を均一にそろえることが目的です。この工程を丁寧に行うかどうかで、5年後・10年後の路面品質に大きな差が出ます。表面からは見えない工程ですが、当社が最も力を入れているのがこの下地処理です。

また、年をまたぐ工期の後半は冬季施工となりました。1月の低気温下でも設計通りの舗装密度を確保するため、合材の温度・転圧タイミング・施工チームの連携を徹底して管理しました。こうした大規模施工・冬季施工の経験は、大型駐車場のリニューアル工事でも同様に活かせます。お気軽にご相談ください。

大規模駐車場のリニューアルも、同じ技術・同じチームで対応します

公共道路の維持修繕工事で積み上げた大規模施工・冬季施工・不陸整正の技術は、民間の大型駐車場にもそのまま展開できます。「面積が広くて依頼できる業者が見つからない」「舗装を全面打ち換えたい」というご相談もお気軽にどうぞ。

🏢 大型商業施設・マンションの駐車場リニューアル

こんな方へ:「駐車場全体が傷んできた」「面積が広くて工事を頼める業者がいない」

対応内容:既設舗装撤去・路盤整備・全面舗装打ち換えをワンストップ対応

実績規模:今回のように1,000㎡超の大規模施工も対応可能

🌡️ 閑散期・冬季を活用した計画施工

こんな方へ:「繁忙期を避けて施工したい」「年末年始・冬場に工事を入れたい」

対応内容:冬季の温度管理・合材品質管理に対応した年間施工が可能

メリット:混雑期を避けることで利用者への影響を最小化

🔧 路盤から根本補修したい駐車場

こんな方へ:「表面を直してもすぐひび割れる」「沈下が繰り返し発生する」

対応内容:不陸整正・路盤改良を含む根本対処型の補修施工

対象:店舗・病院・ホテル・工場・マンションなど規模問わず対応

まとめ

今回ご紹介した「吉尾44号線道路維持修繕工事」は、施工延長240m・表層工1,475㎡におよぶ大規模補修工事です。既設舗装版の剥ぎ取りから路盤の不陸整正(散水・転圧)、冬季1月の表層仕上げまでを一貫して自社施工しました。

舗装の品質は「見えない下地処理」で決まります。株式会社福島土建は、路盤整備の精度と冬季施工管理の技術力を武器に、宮崎県都城市を中心に宮崎・鹿児島両県で舗装工事・土木工事・外構工事を手がけています。大規模な駐車場リニューアルから個人宅の外構まで、まずはお気軽にお問い合わせください。お見積りは無料です。

施工実績一覧に戻る

関連記事一覧